次の日から、写真は持ってこない事にした。


まあ、みんなに見せたしいいよね。


「愛、なんか元気なくない?」


久しぶりに生徒会の手伝いに来て、コピーをとってたとき。
淳がいきなりそう言ってきた。


「何言ってんの? 超元気だし」


「そう?」


「そう」


やばいやばい、私って顔に出やすいのかなあ。


「元気ないならカラオケでもどーですか?」


と翔ちゃんが言ってきた。


「だから元気だって」


苦笑いでそう答える私。
でもカラオケいいなあ、久しぶりに行きたいかも。


「じゃあ決定ですね! 仕事が終わったら玄関に集合です!」


「ちょ…っ!何も言ってないんだけど!」


聞く耳を持たない翔ちゃん。
スタスタと持ち場に戻って行く。


「カラオケ嫌なの? もしかして音痴?」


「誰が音痴か!」


「じゃあいいじゃん。 気使う相手でも無いでしょ」


まあ…そうなんだけど。


「淳は、どうゆう歌うたうの?」


「んー、なんでも歌うよ」


「へー、新曲とかマメにチェックするタイプなんだ」


変態達とカラオケ、はじめてだけどなんか嬉しいな。


違う面が見れるっていうか。
私はドキドキして、仕事を急いで終わらせた。