ヲタクを溺愛したい幼なじみ①




「そう。画面の中の男より、

 会ったことも触れたこともない相手より」



親指で、華の頬をなぞる。

無意識に、息が絡むほど近い距離。



「今ここにいる俺を見ろ」


「ちょっ、近い」


「逃げんな」



逃げようとした肩を、ぐっと引き寄せる。