ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





「逃げなくていいって」


「何もしないよ、たぶん」



“たぶん”。



その一言で、

全身の血が冷える。



「……やめて」



声が、震える。



足に、力が入らない。



「声出すなよ?」


「大人しくしてれば、優しくしてあげるから」



一人が、

スマホを取り出す。



画面が一瞬、

こちらに向く。