ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





午後の風が、

冷たく吹き抜ける。



華の心だけが、

取り残されたまま、

静かに、

壊れていった。



「朱音さん?」



胡桃さんがわざわざ戻ってきたのか、

上から声が降ってくる。