ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





胡桃さんは背を向け、

影から出ていく。



一人残された、

体育館裏。



壁に背中をつけたまま、

華は動けなかった。



(……邪魔)


(……消えてほしい)



頭の中で、

言葉が何度も反響する。