しばらくして。 「雪城くん」 「はい」 「もう大丈夫だから。 教室戻っていいよ」 「……俺、もう少しここにいていいですか」 自分でも驚くほど、 必死な声だった。 先生は一瞬考えてから、 小さく頷いた。 「騒がないならね」 カーテンが、 静かに閉められる。