校舎が見えた瞬間、 胸の奥が少しだけ緩む。 「誰か!!」 声を張り上げると、 校門近くにいた先生が振り向いた。 「どうした!?」 「倒れました!」 「保健室へ!」 指示が飛ぶ。 侑は答えず、 ただ一直線に走った。