ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





「おはよう、雪城くん」


「おはよう、胡桃」



落ち着いた声。



柔らかい空気。



(……やっぱり)



胸の奥が、

ずしんと重くなる。



昇降口。



靴を替えるふりをしながら、

二人の会話に耳を澄ます。