ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





一人で歩く通学路は、

妙に長く感じた。



校門をくぐると、

ざわっとした空気が流れてくる。



女子の声。



「ねえ、見た?」


「また一緒じゃない?」



胸が、嫌な音を立てる。



(……まさか)