「え? 推しに愛してるって言うの普通じゃない?」 「普通じゃない」 「普通だよ!!」 「そもそも画面の向こうだろ。 顔も知らない、声も届かない相手に――」 「ちょっと待って!推しは心の支えなの! 生きる活力なの!尊い存在なの!」 「……」 侑はこめかみを押さえた。