ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





華が黙って待っていると――



「雪城くん」



澄んだ声が、割って入った。



「胡桃…」



振り向いた侑の表情が、

ほんの一瞬だけ和らぐ。



「生徒会の件、少しだけいい?」


「会議資料、確認してほしくて」


「あ、ああ。今?」


「うん。すぐ終わるから」



二人は自然に並ぶ。