偽王子さまの君と、今宵も共に。






男の人に抱きしめられているという事実に、胸がドキドキと鳴る。

「あ、もしかして凛菜ちゃん、ドキドキしてる?」

「……してないです」

「じゃ照れてる?」

「……照れてないです」

ぎゅっと、無意識に誠夜さんの服を掴む。

すると、誠夜さんははぁっと息をついた。