偽王子さまの君と、今宵も共に。






恥ずかしさと痛さで涙目になる。そんなわたしを、誠夜さんは目を瞬くと、くすっと笑った。

ひ、ひどい……! 人がこんなに悩んでいるというのに!!


「なーに、凛菜ちゃん。もしかして緊張してる?」

「……違います」

「えー、嘘だぁ」


誠夜さんはわたしの隣にゆっくり座ると、急にぎゅっとわたしを抱きしめた。