偽王子さまの君と、今宵も共に。






……誠夜さんって、わたしのこと友達だと思ってくれてたんだ。ちょっと、本当に少しだけど、……嬉しい。

なーんて、言えるわけない。


黙ってしまったわたしを見て、誠夜さんは「あっ」と何か思いついたように手を打った。

そして、にやにやと口角をあげる。



「もしかして凛菜ちゃん、恋人って言われたかった?」

「……──っ!」