偽王子さまの君と、今宵も共に。






「だいじょーぶ?」

すると、想像と裏腹に、そっと顔をのぞき込まれた。思ったよりも優しい声色に、目を見開く。


「震えてんじゃん。なにがあったの……って、怖がらせてんの俺かあ。ごめんねぇ?」


……恐る恐る、顔をあげてみる。

「……え」

映り込んできたのは。