偽王子さまの君と、今宵も共に。






わたしは、ふぅっと肩の力を抜く。

そして、隣で余裕の笑顔の誠夜さんに視線を向ける。


「なんですかあの言い方は?」


まず、わたしの身体をわざわざ引き寄せる意味はなかったと思う。

「え、あってるっしょ?」

「……」

きょとん、とした顔で言われて、わたしはぐっと言葉を飲み込む。