偽王子さまの君と、今宵も共に。






クラスメイトは、顔を赤く染めてて誠夜さんを見ている。もうわたしのことは眼中にないらしい。


「あ、え、えっと、クラスメイトですっ。……その、どうして、尾上さんと誠夜先輩が一緒に?」


と思ったけど、やっぱりそうですよネー。

こーんな平凡女子と、学校の王子さまが一緒にスーパーで買い物なんかしてたら、そりゃ気になるよね、やっぱり。



「えーと、凛菜ちゃんとは──」

どう答えるんだろう、と思っていたら、誠夜さんはわたしの肩をぐっと引き寄せた。