偽王子さまの君と、今宵も共に。






「……こんにちは! 凛菜ちゃんのお友達かな?」

固まったわたしの代わりに、すかさず誠夜さんが答える。赤い目を優しーく細め、口角を爽やかにあげていた。


……へぇぇ。ふーん??

さすが、これは王子さまって呼ばれるだけあるわ。


誠夜さんの猫被りスマイルを初めて見たわたしは、面白くて思わず吹き出しそうになった。がまんしないと。