偽王子さまの君と、今宵も共に。






つーっと、涙が頬をつたったのは。


……久しぶりに、昔の夢を、見たからかな……。

そう納得する。あわてて、「すみません」と目をこすろうとしたら。

「目、腫れちゃうよ」

誠夜さんの冷たい手が、わたしの手に触れた。

そのまま、そっと唇が重なる。