偽王子さまの君と、今宵も共に。






──あれ、なんか。

すごく、疲れが……。

急な眠気が襲ってきて、わたしは意識を手放した。


✩.*˚


──ねぇ凛菜。凛菜は、将来誰と結婚するのだろうねぇ。

──お母さん。凛菜、結婚なんかしないよっ。ずっとずっと、お母さんとお父さんのそばにいるもん!

──そうかい。凛菜にも、いつか、たったひとりの大切な人ができたらいいね。その時は、父さんも笑顔で送り出さなきゃなぁ。