息を呑むと、誠夜さんは少し哀しげな声で、「あいつらが好きなのは──、何でも完璧な、『王子さま』だよ?」とわたしの耳元に囁く。 「ねぇ凛菜。ほんとに──……だめ?」 だめです。 そう言葉にしたかった。 でも、……何故だろう。 「…………わかり、ました」