偽王子さまの君と、今宵も共に。






息を呑むと、誠夜さんは少し哀しげな声で、「あいつらが好きなのは──、何でも完璧な、『王子さま』だよ?」とわたしの耳元に囁く。



「ねぇ凛菜。ほんとに──……だめ?」

だめです。


そう言葉にしたかった。

でも、……何故だろう。


「…………わかり、ました」