「もー、君が下手に避けるから。とりあえずさぁ、謝ってくんない? 誰に向かってカツアゲしたの?」 「ヒッ……ご、ごめんなさっ……」 「無理。謝っても許してやんない」 謝れって言ったのはそっちなのにそれは理不尽では? いや、カツアゲした人が全体的に悪いか。 なーんて、そんなこと考える余裕があるなら逃げろよってね。あはは。 ……正直に言う。どうやら、わたしは恐怖で足が動かないらしい。 だって、目の前にいた人が急に誰かの手によって気絶させられるなんて、こんなこと、さすがに初めてだから。