偽王子さまの君と、今宵も共に。






「……ね」

なんとなく昔を思い出していると、誠夜さんは後ろからわたしの顔をのぞきこんだ。

顔が近くて、不覚にも心臓が高鳴る。



「俺たち、利用しあっちゃわない?」


……はい?

いきなり何を言いんだすんだこの人は、とわたしは目を瞬く。