偽王子さまの君と、今宵も共に。






「……凛菜ちゃん、見ーっけた」

ぎゅっと、後ろから抱きしめられた。

ふぇっ……!?


「せ、誠夜さん……。お、おはようございます……?」

「ん、おはよ〜。……逃げたのかと思って、ちょっと焦った」

「そんな、お礼もなしにいなくなったりしませんよ……!」

「昨日無理やりあんなことしたのに?」

──げほっ、ごほっ!