偽王子さまの君と、今宵も共に。






「あ、ごめーん。そっちに当たっちゃった?」


路地裏から聞こえてきた、呑気な明るい声。


犯人らしき彼の顔は、物陰に隠れて見えない。けれど、彼の前に、もう一人……、倒れて……?


いきなりの急展開すぎてついていけない。

彼がこちらに興味を向けたのは数秒。彼は、倒れてる人に身体を向けた。