偽王子さまの君と、今宵も共に。






と、意気込んだのもつかの間。

ドンッ

その人の顔が、ジュースの缶によって横に吹っ飛んだ。


「……ん?」


横に、吹っ飛んだ?

パチパチと目を瞬かせるわたし。その人は、もともとふらふらしていたのもあってか、壁に頭を激しく当て倒れた。


……え、嘘。死んでないよね?