偽王子さまの君と、今宵も共に。






「お母さんの本当の娘は美鈴なの! あんたじゃない! だから、お願い、お願いだからっ……──家から出てってよ!」


キッとわたしを睨む涙のたまった瞳に、わたしはきゅっと心が締め付けられた。



……美鈴ちゃんの気持ちも、わかる。

自分の親が違う子供を甘やかしていたら、嫉妬しちゃうよね。


だから──悪いのは、全部わたしだ。