偽王子さまの君と、今宵も共に。






しかも、何年生って……未成年ってわかってて声かけたの? 高校一年生だけど、手出したら確かなんらかの犯罪に引っかかるんじゃ。


……色々と思考が飛び交うけど、とりあえず、危ない人ってことは理解している。


「あー……え、えっと、わたしこれから用事があって……」

「え〜、君めっちゃタイプなのにな。あはは、タイプすぎておじさん襲っちゃうかも、なーんて」

こ、怖い……。そして冗談に聞こえない……。


これは逃げるべきと、わたしの中の危険センサーがチカチカ赤く光りながら結論を出した。

──うん。よしっ、逃げよう!