偽王子さまの君と、今宵も共に。






赤い瞳を、正面からじっと見つめる。

生活に必要なものを最低限つめてきたリュックが、今更ずしっと重く感じた。


誠夜さんは、わたしの瞳を見つめ返すと、ゆっくり唇に緩いカーブを描いた。

「いーよ」