あの、意味不明な(しかもちょっと怖い)偽王子に絡まれてからはや一日。 昼休み、学校でふとその質問を投げかけると、優しい優しいわたしの親友に本気で心配の目を向けられた。 「ちょっと凛菜、大丈夫? それ、今度行きますとか答えてないでしょーね!?」 「あはは、さすがにそんな警戒心薄くないよ〜……」 お姉ちゃん気質の黒髪ポニーテールの美人さんが、親友の倉水(くらみず)なずなちゃん。 「もぉ、楓梨(ふうり)、凛ちゃんのこと心配〜! ぜぇったい、ぜったい、家なんか行っちゃダメだからね!? 約束っ」