偽王子さまの君と、今宵も共に。






「誠、夜さんっ……」


あわてて口を手でガードし、涙目で誠夜さんを睨むと、誠夜さんは笑った。

……優しくも、キラキラ笑顔でも、ない。


「……はは、そんなかわいい顔して。どーしたの?」


危ない危ない、触るな危険の笑顔。


「もっとして欲しい?」

「……っ、ちが……!」

「ん、俺はもっとしたい」


また、手を無理やりどかせられてキスを求められる。