偽王子さまの君と、今宵も共に。






「ちょっと焦ったもん。凛菜ちゃんが俺からいなくなったらって」


……そんなこと言って、

「わたしの代わりになる人なんて、いくらでもいますよ?」

誠夜さんほどの美貌になると。


そう笑うと、誠夜さんはむーっと頬をふくらませた。

……そのまま、ぐっとわたしを引き寄せる。

えっ……。

こつん、とおでこが触れ合う。