偽王子さまの君と、今宵も共に。






わたし、は……
わたしが、本当に、心の底から、望んでいたこと……。


前はおばさんに家に帰ってきて、って願われることだった。

けど……今は?

「……わたしは、」
もちろん、おばさんもおじさんも、美鈴ちゃんのことだって大好きだ。


けど、今わたしが選びたい、のは……。


「誠夜さんと一緒にいたいです」


そう言い切ると、驚いたように誠夜さんが目を瞬いたのが見えた。