偽王子さまの君と、今宵も共に。






「──凛菜」

「ひゃ、ひゃいっ」

おばさんに名前を呼ばれて、わたしは噛みながらも返事をする。

おばさんは俯いていて、表情は見えなかった。


「凛菜は、どうしたいの?」

「……え?」


わたしが、どうしたい……?