偽王子さまの君と、今宵も共に。






「……とても幸せな時間だったのですが、それも今日で終わりですね。何度も申しますが、僕のわがままのせいでこのような自体になってしまい、本当に申し訳ございません。なんとお詫びしたらいいか……」

「ちょ、ちょっと待って、誠夜さん……! 違うよ、誠夜さんのせいじゃない!」


なんかどんどん誠夜さんが悪者みたいになっちゃってますから……!

あわてて止めると、誠夜さんは優しく微笑んだ。(もちろんこの笑みも偽)


「ありがとう。やっぱり君は本当に優しいね」

「や、優しいのは誠夜さんの方でしょう……!」


わたしの代わりにちゃっかり悪者になってるんですから!