偽王子さまの君と、今宵も共に。






「僕が彼女の凛菜さんと同居したいと、無理なお願いをしました。それによって、凛菜さんは家を出てしまった。全て僕の責任です。誠に申し訳ございませんでした」

……ん? 誠夜さんがわたしにお願い? 全て誠夜さんの責任?

ちょ、ちょっと嘘を重ねすぎではないでしょうかね。


けれどおばさんは、信じてしまったのか、困惑した表情。

「そ、それって……凛菜は、うちに居なかった間あなたの家に泊まってたってこと?」

「はい。そうなります」

誠夜さんはそう頷いたあと、寂しそうな哀しそうな表情をする。