偽王子さまの君と、今宵も共に。






今日はぼっち下校かぁ……。

心細いけど、でも、たまにはひとりの時間もあっていいかもしれない。

……特に最近は、だいたい誠夜さんと一緒にいるし……。


わたしは、そんなことを考えながら正門へ向かった。

途中で「あの王子さまの彼女の尾上凛菜だ」と視線が集まるけど、気にしないふりをして校内を歩く。

わあ、日差し強いなぁ、とか思いながら靴を履いて学校の敷地内から出ようとすると。