いつもみたいな余裕のある目じゃなくて、素直で…熱を帯びている視線。
それだけで、胸がどきんと鳴る。
「ねえ、あつい。……シャツは脱がせてくれないの」
「じ、自分で脱いで!」
というか。シャツは脱がないで。
急に恥ずかしくなって視線を逸らした瞬間、手を引かれた。
気づけば、二人してソファに倒れ込むみたいな体勢になっていて。
「っ……!」
ぎゅう、と強く抱きしめられる。
いつもよりも強い力。
「会いたかった」
耳元で、低くて少し甘えた声。
顔を埋められて、呼吸がくすぐったい。
「胡桃が足りない」
たった半日会ってなかっただけだけど…。
と思いつつ、私も叶兎くんに早く会いたかったのは事実。
思わず私もぎゅっと抱き返した。
それから、叶兎くんは少しだけ顔を近づけてきて、私の首元に顔を寄せたままじっと動かなくなる。
「……」
「……どうしたの?」

