この星空の下で、君に恋をした

 それから私はほとんど毎日、病院に通うようになった。

 特別な理由はない。
 約束をしたわけでもない。
 ただ、行かない理由が見つからなかった。


 学校が終わると、そのまま駅へ向かう。
 同じ時間の電車。
 同じ車両。
 窓に映る自分の顔も、だんだん見慣れてきた。


 病院の自動ドアが開く音を、
 いつの間にか覚えてしまっている。

 受付で名前を書く。
 エレベーターに乗り、
 階数表示が変わるのを何も考えずに見つめる。

 ——今日も、いる。

 その確認だけで、
 胸の奥が少し軽くなる。