ながされて、絆されて、ふりむいて




凪と付き合うことになってから、冬が過ぎて春に巡って。春と同時に栞さんと直さんのもとにしあわせがやってきた。


ご夫婦に、わたしと凪のふたりを招いてもらって、いまはしあわせのお裾分けをしてもらっているところだ。



「ふふ、式ではゲンコツが飛ばないようにね」


「気をつけるっす」



ふたりで未来を。

昔からわたしは、その名字しか欲しくなかった。


いつかあらたな家族が増えたらいいな、なんてふたりの未来に描き足す。



  𝐰𝐞𝐥𝐜𝐨𝐦𝐞 𝐭𝐨 𝐨𝐮𝐫
𝐰𝐞𝐝𝐝𝐢𝐧𝐠
𝐧𝐚𝐠𝐢 𝐚𝐧𝐝 𝐤𝐚𝐫𝐢𝐧





 -fin-