ながされて、絆されて、ふりむいて





◻︎▫︎



──四季も関係性も、うつりゆく。



「かっわいい……っ!!」


「ふふっ、この子も花鈴ちゃんのことが好きみたい」



憧れのお姉さまとの縁は、ありがたいことに今後も続いていくのだと思う。彼女の腕のなかには小さな命。口をぱくぱくさせて、こちらに微笑んでくれているような気がする。


見ているだけで心が温まるし、大前提として栞さんと直さんのお子さんなのだから可愛い大天使に決まっている。



「俺のことも好きでいてくれますかね」


「凪くんは花鈴ちゃんのこといっぱい泣かせたから好きになってもらえないかも」


「まだ俺許されないんすか」


「あはは、冗談。だってもうこれからは花鈴ちゃんのこと笑顔にしかさせないもんね。今後泣かせるようなことがあったら、お父さまが本気で黙っていなさそうだし」
「怖いっすよ〜」