「すきぴ、かりんたんの常備薬も持ってくれてそう。あと先輩、お酒弱いし飲み会も行ってほしくなさそう。冷蔵庫にはかりんたんの好きなお菓子やらジュースのストックがあるはず」
「……………なんでわかるの」
「きゃー!!だって絶対過保護だもん、気持ちはわかる」
「こんな可愛い子が目の届かないところにいたら心配で仕方ないもん」と付け加えた涼名ちゃんはやっぱり名探偵だった。
名探偵にひとつだけ質問を投げてみる。
「……基本的に家でしか会わないのって、普通?」
「普通普通。話聞く限り付き合ってないだけの超溺愛スパダリだし、社会人ならそんなもんだと思いますよ?あーー羨まし!」
「そ、そうかな……」
「かりんたんをこんな悩ませるなんて罪な男〜!!」
「……そのひと、最近わたしの部屋にたくさん来てた、んだけど、」
「あー我慢できなくなったんだ……独占欲、良すぎか……手に取るようにわかるよすきぴくん……」
涼名ちゃんが頭を抱え始める。わたしは凪の考えてることが何もわからないし、わかろうとするのが怖いけれど、彼女はそうではないらしい。



