ながされて、絆されて、ふりむいて




息がかかる距離で、小さくこぼれ落ちた言葉。弱々しさと後悔が入り混じった声に、わたしは問いかけてしまった。



「……誰と、いつ」



わたしじゃない。わたしじゃない女の子だってこと、わかりきってるのに。


今この瞬間、唇が重なることはないのに。



「俺のこと、好きじゃない子」


「……っ、そう」