【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





ゆっくりと、袖をまくった。
 


白い肌の内側。
 


これまで、布で隠されていた場所。
 


そこに現れたのは――一輪の薔薇。
 


精巧で、意味を持つ線。
 


飾りではない。
 


オーナーの呼吸が、止まった。
 


視線が、椿の目に戻る。