「普通は逆だ。」 「ええ。分かっています。」 「No.2に落ちた男に、 そこまで踏み込む客はいない。」 椿は、目を逸らさなかった。 沈黙。 やがてオーナーは、小さく息を吐いた。 「……あいつはな。」 グラスを磨く手を止める。