【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「普通は逆だ。」


「ええ。分かっています。」


「No.2に落ちた男に、

そこまで踏み込む客はいない。」
 


椿は、目を逸らさなかった。



沈黙。
 


やがてオーナーは、小さく息を吐いた。



「……あいつはな。」
 


グラスを磨く手を止める。