【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う


 


弥生は、座るなり、問いを投げた。



「……なんで、そこまでしてくれたの。」
 


椿は、少し考えてから答える。



「理由が、いりますか?」


「正直に言ってくれるなら。」
 

「さっきも言った通り、

応援したかっただけですよ。」


「……それだけ?」


「それだけじゃ、だめですか?」
 


弥生は、目を伏せた。



(……深入りするな。)
 


そう思っても、もう遅い。