【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う


 


そして、メニューを開く。
 


ページをめくり、迷いなく、指を止めた。



「これ、お願いします。」
 


店内が、わずかにざわつく。
 


一番高い酒。
 


簡単に名前を口にできるものじゃない。