【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う


 


弥生は、初めて――
 


肩の力を抜いた笑い方をした。



「……ありがとう。」
 


その一言に、立場も肩書きもなかった。
 


夜は、まだ続いている。
 


だが二人の間には、

もう“客とホスト”という線は

引けなくなっていた。