「だって、 見抜いたまま何も言わないのは、 もっと残酷だから。」 その言葉に、弥生の肩が、わずかに揺れた。 「……本当、容赦ない。」 だが、どこか安堵したような声音。 弥生は、ゆっくりと背もたれに体を預けた。