【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「椿。」



見覚えのある顔と視線が合う。



「一日だけ飼ってくれませんか。」


「言葉を選べ。」


「本心です。」



ホームに、電車の音が響く。
 


黒瀬は、しばらく黙っていた。
 


そして、静かに言う。